HSPは治せない?治せる?その理由と根拠

HSP

自分はHSPだ、と自覚した人であれば誰もが気になったことはあると思います。

HSPは治るのか?という疑問。

HSPは気質として位置づけられ、先天的なものであるとされています。
つまり、生まれ持ったもの。
ですから”治る”ではなく、”変えられるか?”というのが正しい表現になります。
性格は後天的なもので変えられるものとされますが、
気質は先天的なもので変えられないとされています。

はっきりと治らない、治せないと言い切っている人もいます。
厳密には”現段階では”変えられるものではない、ということになります。

しかし、個人的にはHSPの気質を変えるのは可能だと思います。
この記事では超個人的な見解ですが、その理由を説明していきます。

脳は生まれ変わる

気質とは脳の性質のことを指しますが、
じゃあ肝心の脳はというと未だ解明されていないことだらけです。
そんな脳に関して、こんな実験データが明らかになりました。

8週間の瞑想で脳が“生まれ変わる”ことが判明! 海馬の劇的変化で記憶や自己認識も向上、ハーバードとマックス・プランクが断言! (2017年10月25日) - エキサイトニュース
身長の伸びは18歳前後で止まってしまうが、筋肉は歳を取ってからでもつけることができるのは周知の通り。そして脳も齢を重ねてからでもたくましく鍛えられることが最近の研究で指摘されている。その鍵を握るのが瞑...

”ハーバード・メディカルスクールの研究者をはじめとする合同研究チームが
2011年に発表した研究では、
8週間の継続的な瞑想で脳の構造が目に見えて変化したことが報告されている。”

”参加者のうち、瞑想を始めてからストレスが低減したと報告している者の脳では、
扁桃体の部分の灰白質密度の減少が見られた。
扁桃体は不安とストレスの中心的役割を担っているといわれ、
この部分の灰白質密度が低くなっているということは、不安やストレスが抑制されていることを意味する。”

脳科学の最前線を行く—飛躍的に進む瞑想研究
座禅・瞑想が心や体に良いとされるのはなぜなのか? 急速に発展する脳科学によりその秘密のベールの内側が徐々に明らかになってきた。

”うつ状態になると感情を司る扁桃体が活性化し、
コルチゾールというストレスホルモンが分泌されやすくなる。
その扁桃体も、瞑想によって縮小するという結果が出ている。”

8週間の継続的な瞑想により、脳の構造自体が目に見えて変化したという実験結果が出ています。
HSPは扁桃体が過敏、過活動していることが特徴とされています。
灰白質というのは、ものすごく簡単にいうと神経細胞が集まっている部分です。
扁桃体の灰白質密度の減少=不安や恐怖の伝達に関する神経細胞が減る、ということになります。
この研究により、瞑想により扁桃体の大きさ自体が縮小、
脳の構築がリフレッシュされるということがわかったということです。

”腸脳相関”も見逃せない

脳だけでなく腸も、そして腸と脳の関係性も見逃せない要素の一つです。
内視鏡が届かなかった小腸は、これまで”人体のブラックボックス”と呼ばれてきました。
しかし、カプセル内視鏡の開発により謎のベールに包まれていた小腸の研究が進んでいます。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが腸管で作られていることなどから、
脳と腸は相互に関係し合っているという見方がされています。

母親と性格が似るのは、出産時に母親の腸内細菌を引き継ぐから?

腸内細菌が性格を決めるという話が少しずつポピュラーになってきています。

その腸内細菌は、なんと出産時に母親の腸内細菌から引き継がれているのです。

母の腸内菌、子に影響か 福井大がマウス実験発表
母マウスの腸内細菌の減少やバランスの変化が、子マウスの脳の発達に影響を与える可能性があるとの研究結果を福井大「子どものこころの発達研究センター」のチームが発表した。米オンライン科学誌プロスワンに掲載

”自然分娩で生まれてくる赤ちゃんは産道を通ります。
このとき、産道に付着していた腸内細菌に感染するのです。
さらに生まれる瞬間は、肛門の近くから出てきますし、
分娩のときに母親が脱糞することもありますので、そこでも感染するのです。
また、母親から腸の粘膜も遺伝するので、同じような腸内細菌が定着しやすい、とも考えられています。”

さらに、

”ところが、母親から受け継いだ腸内細菌は、食生活によって大きく変えることができます。
つまり、動物性脂肪が少なく食物繊維が多い食事を摂って腸内細菌のバランスを保っていれば、
母親と同じ肥満体型であっても腸をダマすことができ、肥満から抜け出すことができるのです”

つまり、遺伝的要因が大きいかに思われる性格が、
実はめちゃくちゃ物理的に受け継いでいたということ。
そしてそれは食生活によって変えることが可能だというのです。

腸内環境で発達障害の改善も

さらに、性格どころか気質も変わるというデータも。

腸内微生物の移植が、自閉症スペクトラムの症状を軽減する:研究結果|WIRED.jp
腸内微生物の移植を施された自閉症スペクトラムの患者を2年かけて追跡調査した結果、患者に特徴的な「社会的ふるまい」に45パーセントもの改善がみられたとの研究結果が発表された。この研究は、腸内微生物移植が自閉症スペクトラムの長期的な治療において

”腸内微生物の移植を施された自閉症スペクトラム(ASD)の患者を2年かけて追跡調査した結果、
消化器系の問題に改善がみられたほか、患者に特徴的な「社会的ふるまい」にも45パーセントも改善がみられたという。
注目すべきは、自閉症の症状は治療後もゆっくりと改善し、長く続いたことだ。”

腸内環境の変化によって、発達障害の特徴が45パーセントも変化したという実験結果です。
・・・これでも”気質が変わらない”と断言できるでしょうか?

そもそもHSPにはきちんとしたエビデンスがない(今更)

個人的にはエビデンスに固執するのはちょっと、と思うのですが
HSPに関してはきな臭い一面もあると思っているんです。(商売の匂いがします)
わざわざ名前をつけるほどのものではないのでは?軽度の発達障害と何が違うのか?というのが私個人の見解です。
これだけ脳の可能性が証明されつつある今、気質と性格って大して変わらないんじゃないかと思うんです。

だから、HSPということを大げさに捉えすぎず、淡々と付き合うこと。
改善したければ淡々と取り組むこと。
生きづらさをあきらめる必要は無いと思います。

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