【人間力】が問われるコロナ騒動

役立つコラム

昨年12月に中国・武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)。
今年2月ごろには日本への感染拡大の懸念が広がり始めたが、想定以上の事態には至らなかった。
しかし、3月に入ってからヨーロッパ各国で深刻な状況に陥り、と同時に日本ではピークを超えたかのムードが広がり
気がつけば2020年4月5日現在、東京で新たに143人が感染するという事態に陥りました。

Yahoo!ニュース
 
東京で新たに143人が感染 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6356246
東京都で5日、新たに143人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。昨日の118人に続き2日連続となる100人超えで、1日の感染者数としては最多を更新。

テレビのニュースもネットニュースも新型コロナウイルス関連の話題ばかり、ツイッタートレンドも同様。
ここまで国中が揃って混乱に陥るのは震災以来ではないだろうか。

こういった有事の際、様々な場面でその人本来の行動パターンや思考パターンが顕著になる。
つまり本質が出てくるということ。
このコロナ騒動で【人間力】が試されると言っても過言ではない。

混乱した状況を賢く乗り越えていくための【人間力】とは何かを考察してみました。

人間力1)正しく恐れる力

専門家は今回のCOVID-19について「正しく恐れる力」の必要性を訴えています。
今の状況で、多くの人が2つのどちらかに当てはまリます。
・状況を楽観視しすぎて、自身を危険に晒したり、他人に迷惑をかけてしまう人
・状況を必要以上に恐れ、不安に陥って消耗してしまう人

そのどちらでもない、正しく恐れる力を持っているのは
・COVID-19の特性、危険性について正しい知識を持ち、必要以上に神経質にならない人

これら3つの傾向のバランスはだいたい2:6:2です。
2割くらいの人が楽観視しすぎていて、
6割くらいの人が必要以上に恐れていて、
2割くらいの人がその真ん中をいくバランスのとれた感覚で、COVID-19を捉えているということになります。

人間力2)感情をコントロールする力

多くの人がCOVID-19そのものや自身の生活について必要以上に恐れている状態です。
この人たちは感情によって判断力を支配されているともいえます。
買い出しのニュースを見て慌てて買い物をした覚えのある人は、人間力という観点では残念ながら弱者だ。
しかし、それと同じく買い出しの批判に病みつきになっている人もまた弱者。

感情に支配されている人たちは
2割くらいの迷惑な人間たちに憤慨したり、政府の対応を批判し続けたり、
この6割の中でも「若い者ばかりのせいにするな、年寄りだって」などの世代間対立、
「東京の奴らが地方にウイルスを持ち込んだ」などといった地域間対立
緊急事態宣言をしろ、するな・・・などの論争が白熱しています。

とにかくみんなが不安や不満を抱えて、ストレスフルになっています。
そういった論争、感情的に声を上げることに意義がある場合も勿論あります。
結果的に国民の声が届いて政治が動く、ということも今回実際に起こっています。
しかし感情的な意見を反映して政治が動いた結果、違うデメリットをもたらす結果になったとか
その”国民の声”そのものも、違う立場の”国民”からはデメリットであるでしょう。
全員が納得して、全員にとって良いなんていう、単一化されたアイデアは現実的に存在しない。

しかし「これが正しいんだ」と感情に乗っ取られる形で大騒ぎしている人が殆どです。

これの一番の問題点は
感情に自分ごと飲み込まれると、知らぬ間に消耗してしまうということです。
人は自分の正当性を主張する時に快感を味わってしまうので、踊らされているのに気づかず
自分にとって本当の意味でよい行動を取れなくなっています。
自己正当化にこだわっているうちに、結果損をすることにつながります。

心当たりがある人は、感情を刺激するSNSやニュースからいったん距離を置くことをおすすめします。
そしてこの後に述べる「自分にできること」に意識を向けていきましょう。

人間力3)情報取捨選択能力

上記で述べた「正しく恐れる力」の定義に「正しい知識を持つ」という前提が入っています。
この正しい知識を取り入れるまでに、正しい情報を選び取る力を持っていなければなりません。
特に昨今ではSNSを中心に膨大な情報が飛び交っており、出所不明な情報や自分の生活には必要ないものも多いです。

メディアリテラシーはもちろんですが、
感情をコントロールする力が弱いと、SNSで見かけた不都合なニュースに夢中になって
自分とは遠く離れた問題に時間を費やし、自分にとって本当に有益が情報を得られなくなります。

人間力4)自分の人生に責任を持つ力

基本的に、自分の身は自分で守るしかない。
どんな生き方をするか、どんな職業を選ぶか、どうやって生計を立てるか。
全てあなたが選んだことに変わりはないことです。
もちろん国が国民の生活を守るべきです。
しかし、それを”アテ”にするのはちょっと違う。

こういう職業を選べば、こういうリスクがある。
こういう土地での生活を選べば、こういうデメリットがある。
そういった把握できたことを棚に上げて文句を言うのは愚かなことだ。
あなたの勉強不足に一因があることを無視してはいけない。

自分の人生に責任を持つ力がある人は、主体的に自分の人生を生きている。

人間力5)自分にできることを把握し、実行する力

上記、 2)感情をコントロールする力 において
様々な論争が起こっていることについて触れました。

メジャーリーガーのダルビッシュ有投手が、とても素晴らしい発言をしていました。

意見を持つことは重要。でもあなたの意見が効力を持てるTPOを把握しなければならない。
あなたがその問題の責任当事者なのか?
あなたの権限で緊急事態宣言が出せるのか?
あなたの貴重な意見は、選挙で力を発揮すればいい。(しかし大抵、時間が経つと忘れてる)

居酒屋で野球の配球に文句を言う、というのはその人にとってのエンターテイメントだ。
それは自由だ。酒のつまみに好きにやればいい。
しかしプロや当事者と同じレベルに立てる人間だ、という自惚れを起こすのは飛んだ間違いだ。
当事者以外のタラレバは殆ど不毛な話でしかない。

関心を持つことと干渉することの境界線がわからない人間は多い。
影響力のない人間ほど、なにかに干渉したがる。
他人の人生に干渉することで影響力を持った気になれるからだ。

自分が今できること、自分の立場、能力を客観的に把握すること。
それは最低限自分を守ることであったり、影響力のある立場であれば発信することかもしれない。
自分では変えられないものを理解し、自分で変えられるものに取り組むことができる。
このような不測の事態を乗り越えるにはとても大切な力です。

人間力6)健康を守る力

ウイルスの話なのでもちろん無視できない、健康に関すること。
最後の項目になってしまいましたが、1〜4の力が備わっていれば
日頃から自然と自分の精神や身体の状態に対しての意識も高くなるのではと推測できます。

持病があるかないかなどに関心が向けられることが多いようですが、
免疫そのものには無頓着な人が多いです。
手軽、便利、美味しい、ストレス解消といった様々な”言い訳”に甘んじて
身体を犠牲にしてしまう人は多いです。現代人の殆どと言っていいかもしれません。

当たり前に食べているもの、当たり前に身についている習慣について
見直す時が来ているのかもしれません。

おわりに

COVID-19感染拡大は、世界にかつてないほどの混乱をもたらしています。
日本はこれから緊急事態宣言が発表されようかという時ですが、
自分を救ってくれるのは、これらの総合的な【人間力】。

不毛な論争から早く目を覚まして、自分の身を守ること。
従順である必要は全くありません。ただ、主体的であるということです。

ウイルスとの戦いをクレバーに勝ち抜こう。

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