ビジネスシーンでは、日々の中で「ここぞ!」という機会がありますよね。
プレゼンテーション、商談、発表会、ちょっと苦手な上司に話しかけるなど些細なことまで。
その「ここぞ!」という時に力を発揮するために使えるルーティーンがあるんです。

それは「ここぞ!」というシーンの前と後。
そう、直前と直後です。
「ここぞ!」というシーンの直前と直後に休憩してください。
「え!?これからって時に休憩?」と思われるかもしれません。
ただ、ほんの一瞬でいいんです。
「ここぞ!」という時に気合を入れたまま望むのではなく、
一旦脱力をするのです。
ここぞ!という時、あなたはどうしてる?

例えば、プレゼンテーション本番。
こんな臨み方をしていませんか?
出番1分前、資料の一番重要な箇所を目に焼き付けるように見つめる。
噛みそうな言葉を口ぱくて何度も繰り返してみる。
手汗が出てくる。ちょっと震えてきた。ざっと100人はいるぞ、うまくやらないと・・・
なんて考えているうちに出番です!
えーいなるようになれ!
・・・・
出番終了後、まだ鼓動が早い。
あードキドキした!あそこちゃんと言えてたかな・・・
しょっぱなパワポが飛んだのさえなけりゃなあ、ああ・・・
あと後半の部分もリハーサルの方がうまくいった、こう言っていればよかった・・・
以下反省会。
提案したいのはこちらです。
出番1分前になった時に、全身の力を優しく抜き、優しくゆっくり呼吸。
脳の中は空っぽです。これからプレゼンテーションがあるということも、意図的に忘れてみます。
さあ1分。本番に臨みます。
出番終了後、高鳴る鼓動を感じつつ席へ戻ります。
少しずつ呼吸をゆっくりにコントロールし、デスクへ戻ります。
プレゼンテーションの最中の映像や記憶が浮上してきますが、再び頭を空にして流していきます。
ぼーっとしながら無になること2分。
本番の高鳴りが落ち着いてきたら、次の作業に取り掛かります。
メンタルトレーニングを駆使してビジネスパフォーマンスを上げたいのであれば
圧倒的に後者の流れがお勧めです。
ストレスとリラックスのバランスが高く保たれる→深い集中へ
集中力を発揮するには、バランスが大切。
適度なストレスのかかった状態と適度なリラックス状態をバランスよく保つことによって
深い集中へと入りやすくなるのです。
ですから、力入れっぱなしも抜きっぱなしもNG。
つまりメリハリをしっかりとつければつけるほど、パフォーマンス能力は向上するのです。
ちょこちょこ休憩が大事

しかし、職場という環境に一歩足を踏み入れれば、いや、もはや家から一歩出た瞬間
人は背筋がシャキッとするものです。
仕事中はスイッチが入りっぱなしという人も多いのではないでしょうか。
また成果を出したい、モチベーションの高い人ほど頑張り続けてしまうものです。
常時ONとなれば、こまめなOFFが肝心。
一作業終えたら休む、一回集中したら脱力する、というように
頑張る→休む がルーティーン化するように心がけてみましょう。
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